フレッチャリズム

今から100年程前、米国の時計商として成功し、資産をなしたホーレス・フレッチャーさんは,大いに食らい,大いに飲んで,肥りすぎて体力はおとろえ,40才の頃には白髪になってしまい,生命保険に入ろうとしたところ、「肥満は短命」という理由で断られたそうです。

彼は、色々な健康法を試み,実行したけれどもうまくいかなかったのですが,ある時ふとしたことから,食事の方法を変えました。

(1)本当の食欲が起こるまで,食事をしない。

(2)食欲が求める食品を選ぶ。

(3)良く咀嚼し,飲みこむより仕方がないようになった時に燕下する。

(4)食物を楽しみながら味わい,食事中に他の事を考えない。

(5)食欲が満たされたと思ったら,食事をやめる。

この方法を実行しだしてから,体の調子はすこぶる快調。始めてから5ヵ月程で,20?ほどやせて,おなかもしまり若返ったそうです。食事時間は30~35分,その間およそ2500回噛むといいます。やせただけでなく若者なみの体力になり、当時としては長寿の77才(1842~1919)まで生きられたとのことです。

当院の本棚に、「フレッチャリズム」について書かれた「フレッチャーさんの大発見」がおいてあります。是非読んでみて下さい。

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