金曜日です
昨日の夜は、新潟県歯科医師会館で行われた「園・学校歯科検診担当者研修会」に参加してきました。
新潟市中央区堀之内南にある新潟県歯科医師会館には立派な講演会場があるんですよ。(^_^)
う蝕のグレードが、健全、CO、Ci、Ch(軽度う蝕、重度う蝕)になるとのこと。いつからなるか、どこの検診がこのグレードを使うのか、検診の度に確認してみないと、、、
Ci、Chは、軽度う蝕(Ci:Caries incipient)重度う蝕(Ch:Caries high grade). とのことだそうです。
講演は、新潟大学歯学部口腔生命福祉学科の八木 稔 先生が「市下保健における予防を再考する」とのことで、
- 新潟市における齲蝕有病状況を考える
- 齲蝕が減少している時期に、地域ベースのフッ化物洗口は必要であろうか
- 砂糖と齲蝕との関係ーとくに永久歯に関してー
- 齲蝕リスク・ファクターと予防
- 現在歯数とメタボリック症候群関連要因、とくに高血圧症との関係
とのテーマで話をされました。
新潟市においては地域に置いて齲蝕有病率に差がある事。
齲蝕減少はフッ化物配合歯磨剤の市場占有率と関係がありそう。フッ化物洗口地区と全国平均ではフッ化物洗口地区の方が齲蝕が少ない事。
(私見ですが、歯磨きの徹底では虫歯は防げないと思います。フッ化物の利用が必要です。とくに幼稚園児・保育園児の方にフッ化物配合歯磨剤を使ってもらいたいと思います。)
砂糖と齲蝕との関係では、間食の回数よりも全砂糖摂取量が齲蝕との関係に相関がみられるとのことでした。
(歯科医院での指導で間食指導は必要だが、地域における指導では全砂糖摂取量を引き下げる指導をした方が良いとの事)
新潟市東区物見山 ないとう歯科医院