p2**沖縄クライシス
またまた、土曜日の医科・歯科連携研修会「糖尿病とは、歯周病との関係は」の話です。食生活の所では沖縄クライシスの話も出てきました。
http://f.hatena.ne.jp/naito-dental/20080318084016
長寿の県だった沖縄県が、あるとき突然寿命ランキングが26位に落ち、その原因が食事の欧米化にあると言う話です。
http://www.okinawa.med.or.jp/activities/kaiho/kaiho_data/2006/200610/067.html
まとめにいい事が書いてあります。
スローフードという言葉がある。食のグローバリゼーションに対抗しようとするものである。60 年代初頭にファーストフードの洗礼を受けた沖縄県には、もっと早く登場して欲しかった言葉である。スローフードの理念は土地に固有の味、昔から伝わる各地の味を守ろうというものであり、急増する生活習慣病の救世主となり得る深い哲学を含んでいる。伝統的な食べ方やメニューは、それが昔からその土地で食べ継がれて来たというだけで、その土地に住む人々の健康に、最も適したものであると言ってよい。何故なら我々の祖先は、その中で遺伝子を育み、子孫を残して来たからである。しかし、沖縄県民の食生活は、米軍の統治下、無批判に西欧化を受け入れ、短時間のうちに様変りしてしまった。そして遺伝と環境のギャップにツケを払う羽目になった。これを沖縄クライシスと呼ぶならば、近い将来の日本クライシスを予見しているとも考えられる。
欧米型生活習慣に伴うメタボリックシンドローム の増加は、今後、沖縄県のみならず、わが国、そしてアジア全体の公衆衛生上の重大な問題となるであろう。
沖縄は長寿の人も多いのですが、その人達は伝統的な沖縄料理を食べてきた人達で、食事の欧米化にあった年齢層から急に寿命が短くなったようです。沖縄はメタボリックシンドロームリスク保有者もダントツで多くなっています。
食生活がとても重要との認識は持っていても、忙しい毎日に追われ、CMによる影響(洗脳?)や外食産業の発展でファーストフードの利用や西欧風の料理を食べますが、ここらで踏みとどまらないと、子孫に重大な影響を及ぼすことになりそうです。
明日は、運動について、、、の予定。
ポイント!!、「メタボ対策はごはん食をしっかり咬んで」
とのことでした。
しっかり咬める様に、お手伝いをしていきたいと思います。
新潟市東区物見山 ないとう歯科医院