火曜日です
今朝は雨の新潟市東区です。
日本小児歯科学会から、「食後すぐに歯をみがくと、あたかも歯が溶けてしまうというような報道」についてのメッセージが出ています。
http://www.jspd.or.jp/contents/news/news20121012.html
http://www.jspd.or.jp/contents/gakkai/information/2012_01.html
最近、食後すぐに歯をみがくと、あたかも歯が溶けてしまうというような報道が新聞やテレビで伝えられたため、昼食後の歯みがきを推奨してきた保育所・幼稚園や学校の現場がやや混乱しているようです。
実際の人の口の中では食べた後、口の中が酸性になったとしても、唾液には酸を中和する働きがあり、酸性飲料の頻繁な摂取がないかぎり、すぐには歯が溶けないように防御機能が働いています。つまり日本の一般的な食事では食後すぐの歯みがきにより歯が溶けることはまずありえませんからご安心下さい。
反対に食後歯みがきをしないままでいると、すぐに歯垢(プラーク)中の細菌によって糖分が分解され、酸が産生されて歯が溶け始めます。
結論としては、食後は早めに歯みがきをして歯垢とその中の細菌を取り除いて歯が溶けることを防ぐことの方がむし歯予防には重要です。
歯磨きをしないとやはり虫歯になってしまいます。
ただ、そんなに食後あわてて歯磨きをする必要もない、というところではないでしょうか。
今日は一日診療です。
新潟市東区物見山 ないとう歯科医院
TEL: 025-270-2218