新しい傷の直し方「湿潤療法」
傷の直し方が、以前と変わって来ています。
傷は乾燥させて治すという考え方から、きれいな傷面を保ち、湿潤環境を維持することにより、早く、きれいに、痛みも少なく治る事がわかってきました。
「消毒とガーゼはさようなら」だそうです。
http://www.wound-treatment.jp/
正しい知識は次のようになるそうです。
1. 傷は消毒してはいけない。消毒は,傷の治癒を遅ら妨害しているだけの無意味で愚かな行為である。。
2. 消毒しても傷の化膿は防げない。傷の化膿は別のメカニズムで起こっている。
3. 化膿した傷を消毒しても,治療効果は全くなく無意味である。
4. 傷(特に皮膚欠損創)にガーゼをあてるのは,創治癒を遅らせる行為である。
5. 傷はどんどん洗ったほうが良い。傷の化膿の予防のためにも,治癒を促進させるためにも最も効果がある。縫合した傷も洗ってよい。
6. 痂皮は傷が治らないときにできる。痂皮は創治癒がストップしているからできている。痂皮は創治癒の大敵である。
下記にビデオもあります。
http://www.ntmed.co.jp/medical/products/film/procedure.html
同じ様な考え方の絆創膏も販売されてきています。ちょっと高いですが、使ってみてはいかがでしょうか?
ニチバン「ケアリーヴ バイオパッド」
http://www.careleaves.com/biopad.html
http://trendy.nikkeibp.co.jp/news/life07q1/524479/
バンドエイド(BAND-AID)「キズパワーパッド」
http://www.jnj.co.jp/consumer/bandaid/products/medicaltools/power_pad.html
創傷の患者さんがいらっしゃいましたら、上記方法を考慮し治療して行きたいと思います。
P.S.
http://www.wound-treatment.jp/wound020.htm
にでてくるアルギン酸塩被覆材、歯科で型取りをする材料はアルギン酸印象剤なんですよねー、型取りの材料が、創傷被服材にも使えるといいのですが、、、。
新潟市東区物見山 ないとう歯科医院