糖尿病とは、歯周病との関係は
先日、医科・歯科連携研修会「糖尿病とは、歯周病との関係は」を受講してきました。
上村 伯人 先生(魚沼市(小出)の上村医院)
http://www15.ocn.ne.jp/~kami-iin/
中川 理 先生(三条総合病院内科)
http://www.kouseiren-sanjo.jp/naika.html
佐藤 聡 先生(日本歯科大学 新潟生命歯学部 歯周病学講座)
http://www.ngt.ndu.ac.jp/guide/kouza/dental03.html
の3人の先生のお話を聞いてきました。
日本人は、もともとインスリン分泌が少なく、糖尿病になりやすい民族とのことです。
そこに、食事の欧米化や、生活が豊かになったために、糖尿病の方が激増しているそうです。
マク○ナルドさんが、やり玉にあげられていました。ちょうど、お昼をマク○ナルドで食べていったので反省しました。毎日食べるとよくないということでしょうけども(それもメガ○ックを食べていったのでさらに反省しました)。
ちなみに、小出にはファーストフード店がなく、どうしてないかというと、上村先生がいらっしゃるからだそうです。すばらしいですね(^_^)。
話の中に、新潟大学小児科の、肥満にならないための日常生活注意事項が出てきました。
食事 脂肪を減らし、空腹時に食べること。少なく買う事。
1. ご飯よりもおかずを減らそう。パンよりお米を食べよう。
2. 食事(おかず)の量は、小学生は大人より少なく、中学生は大人と同じくらい。食事の内容は和食。揚げ物は週1回まで。
3. 清涼飲料水・スポーツ飲料はやめる。家では牛乳を飲まない。
4. 間食は控える。食べるなら小さいおにぎりか、何もつけない食パンにする。ただし、夕食前はダメ。
5. 夜食を控えよう。
6. 三点食べ(交互食べ)で口内調味。
7. 好き嫌いをなくし、甘いもの、脂っぽいもの、しょっぱいものに慣れないようにしよう。
とのことでした。会場がお!っとなったのは、「3.の牛乳を飲まない」で、牛乳は牛にとっては完全栄養だけれども、ヒトにとっては完全栄養でないそうです。完全栄養なのは母乳だけとおっしゃってました。 牛乳は欧米人にはいいようですが、日本人にはあわないようです。
(栄養学的なことが、昔と違ってきていると感じました。糖尿病専門医の先生に受診し、最新の指導・治療を受けてほしいと思います。)
それとスポーツドリンクの為害性もおっしゃってました。病気の時だけ飲むようにとのことでした。スポーツドリンクの普段飲みは、虫歯の原因にもなるのです。本当に、病気の時だけ飲むようにしてほしいと私も思いました(スポーツドリンクは体にいいと誤解している人が多いようです)。
また最近カロリーゼロの炭酸飲料がありますが、ゼロではないので気をつける様にとのことでした。
まだまだ、いろいろあるのですが、折りをみて研修会の内容を紹介したいと思います。
P.S.
糖尿病の合併症には、神経障害、網膜症、腎症、血管障害などがありますが、歯周病も合併症の一つと言われています。
糖尿病の方の歯周病は、進む速度がものすごく速いです。内科の先生と力を合わせ、少しでもお役に立てればと思っています。