2026年4月28日 火曜日
東北大学大学院歯学研究科より、「紙巻タバコ単体から加熱式タバコ併用への切り替えは重度歯周病のリスクを高める可能性がある」という研究成果が発表されていました。
https://www.dent.tohoku.ac.jp/news/view.html#!1317
今回の研究では、日常的に紙巻タバコを吸っている方が、いわゆる加熱式タバコ(電子タバコの一種)を併用するようになった場合に、歯周病のリスクがどのように変化するかが検証されています。
その結果、紙巻タバコのみを継続している人と比較して、加熱式タバコを併用している人では、重度歯周病のリスクが1.41倍に上昇することが示されました。
一見、「紙巻タバコより加熱式タバコの方が体に優しいのでは」と考えられがちですが、少なくとも歯周病に関しては、単純にリスクが下がるとは言えない可能性があるという重要な指摘です。
そもそも喫煙は、歯周病の大きなリスク因子として知られています。タバコに含まれる有害物質は、歯ぐきの血流を悪化させ、免疫反応を低下させることで、歯周病菌に対する抵抗力を弱めてしまいます。その結果、炎症が進行しやすく、しかも症状が出にくいため、気づいたときには重症化しているケースも少なくありません。
さらに今回の研究が示唆しているのは、「併用」という行動のリスクです。加熱式タバコを取り入れることで喫煙量が減るどころか、結果的にニコチンや有害物質への曝露機会が増えてしまう可能性も考えられます。
歯周病は、自覚症状が少ないまま進行し、最終的には歯を失う原因となるだけでなく、糖尿病や心疾患などの全身疾患とも関連することが知られています。だからこそ、リスク因子である喫煙について正しく理解することが大切です。
歯周病予防の基本は、毎日のセルフケアと歯科医院での定期的なメインテナンスです。しかし、それに加えて生活習慣の見直し、特に禁煙への取り組みが大きな鍵になります。
「加熱式だから大丈夫」と思い込まず、ご自身のお口と全身の健康のために、今一度喫煙習慣について見直してみてはいかがでしょうか。
新潟市東区物見山 ないとう歯科医院
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