夜間の歯ぎしりについて

今、日本は平均寿命が80歳を超え、いろいろ新しい問題が出て来ています。

口の中の問題では、歯の寿命です。長く歯を使っていると、歯が欠けたり割れやすくなります。

原因の一番手は夜間の歯ぎしりと言われています。

寝ている時には、大脳皮質が抑制されるために筋の過緊張が起き、コントロールがされず、昼間と比べると6倍~10倍の力が歯に加わるそうです。

そのため、歯ぎしりで、歯の角が崩れたり、歯が削れてきます。

眠っている時、患者さんは歯軋りに気がつかないので、歯がなぜ削れたり、折れたり、ぐらぐらするのかはわからない方が大勢で、「歯ぎしりをしていますね」と言うと、「していません」とほとんどの方がおっしゃいます。(^_^;)

歯ぎしりを止められれば一番いいのでしょうが、歯ぎしりは止められないので、せっかくのいい歯を長持ちさせるには、ナイトガード(マウスピース)が必須かなと思います。

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ナイトガードは保険で作れます。

歯ぎしりをしている方に多く見られる症状は「くさび状欠損」「咬耗」「外骨症」です。

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口の中を見て、このようなのがあるなーと思った方、歯を長持ちさせるために、ぜひ歯科医院を受診して下さい。